dTVは、
- 月額500円(税抜)という低価格!
※値段の割にはラインナップが豊富 - クオリティの高いオリジナル作品を配信!
- ライブ映像、ミュージックビデオが豊富!
※avexグループがコンテンツを調達している
等が特徴のVOD(動画配信サービス)です。
運営はNTTドコモとエイベックスグループが共同で行っています。
dTVのオリジナル作品は、
元となるBeeTV時代からのコンテンツや、当時の制作ノウハウを活かしたオリジナルドラマ、スピンオフ作品などを多数配信。
また、エイベックス・グループが運営に関わっているので、他のVODでは見られない
- ライブ映像、
- ミュージックビデオ
などの音楽コンテンツが豊富です。
殆どの作品をダウンロードする事ができ、
気に入った作品を前もって保存しておけば、移動中も通信量や通信状況を気にする必要はありません。
本記事では、そんなdTVの特徴を詳しくご紹介していきます。
dTVへご登録の際は、是非参考にして下さい(^ ^)。
dTVとは?基本情報と歴史
運営会社 | エイベックス通信放送株式会社 |
---|---|
動画配信数 | 約120,000本 ※SVOD(見放題)+PPV(都度課金制) |
月額プラン | 月額500円(税抜) |
無料期間 | 31日間無料 無料登録:こちら> |
動画ジャンル | ・オリジナル(ドラマ/バラエティ) ・洋画 ・邦画 ・国内ドラマ(見逃し配信は一部レンタル) ・海外ドラマ ・韓流・華流ドラマ/バラエティ ・アニメ(見逃し配信含む) ・音楽 |
リアルタイム配信 | ・FOXチャンネル |
画質 | SD/HD/4K |
対応デバイス | ・テレビ ・STB (Chromecast、Fire TV、AppleTVなど) ・PC (Win7以上、MacOS X 10.10.3以上) ・スマホ・タブレット (Android、iOS) 対応デバイス詳細: https://pc.video.dmkt-sp.jp/device |
デバイス同時接続数 | 非対応 |
マルチアカウント | 非対応 |
動画ダウンロード | 殆どの動画で対応 |
dTVは、NTTドコモとエイベックス・グループが共同で運営しているVOD(動画配信サービス)です。
前身は「BeeTV」という名称で、ドコモの携帯ユーザーに、「携帯電話を使って動画を楽しんで貰うためのサービス」としてスタートしました。当初はドコモのユーザーしか加入できませんでしたが、dTVとなった現在では誰でも加入する事ができます。
スタートは2009年5月です。
時期としては業界最大手のNETFLIX(ネットフリックス)がアメリカで規模を拡大していた頃なので、BeeTVは日本国内はもちろん、世界的に見てもかなり早い段階でサービスを開始したVODです。
当時はスマートフォンがまだ普及しておらず、携帯電話の液晶は3インチ程度が主流だったため、映画やテレビ番組を視聴するには画面が小さすぎました。そのため、BeeTVは現在のVODのように映画やドラマ中心ではなく、小さい画面でも見てもらえるよう、BeeTVオリジナル作品を数多く作成し、配信していました。
dTVとなった現在も、当時からのコンテンツ制作ノウハウ、パイプを活用し、オリジナルコンテンツを強みとしています。
dTV 作品ラインナップの特徴
全体の傾向
現在もdTVの強みは、オリジナルコンテンツです。
しかし、2018年現在は映画、国内TV番組、アニメなど、他のVODと同じように数多くのジャンルを配信しています。作品は全てが見放題となっている訳ではなく、一部は「レンタル作品」と言って、視聴したい作品毎に購入(PPV)する必要があります。
以下に、dTVで配信されている主要ジャンルの作品数をまとめました。
ただ、
dTVだけの作品数を掲載しても、その量や特徴が捕えづらいと思うのでU-NEXTと比べてみました。
U-NEXTはdTVと同じ「SVOD(見放題)+PPV(都度課金制)」型のサービスを提供しているVODです。
こちらも「動画12万本以上、国内最大級の配信数」を謳っています。
ジャンル | 全作品数(レンタル作品数) | |
---|---|---|
dTV | U-NEXT | |
dTVオリジナル | 241(0) | ー |
洋画 | 1,871(996) | 4,141(1189) |
邦画 | 778(317) | 2,410(467) |
アニメ | 697(138) | 2,317(516) |
国内ドラマ | 282(64) | 877(388) |
海外ドラマ | 425(210) | 611(251) |
韓流・華流 | 218(17) | 660(73) |
こちらを見て、
dTVもU-NEXTも動画配信数は同じ12万本なのに随分差があるな・・・
と思った人もいるのではないでしょうか?
そう、どのジャンルもU-NEXTの方が作品数が多いんですよね(・_・;。。
これは何故かと言うと、
dTVはエイベックス・グループがコンテンツの調達を行っているので、avex所属アーティストのライブ映像やミュージックビデオを非常に多く配信しています。当然これらも動画の配信本数にカウントしているので、音楽系の作品を除いた分はU-NEXTほど豊富なラインナップにはなっていません。
dTVでは、NETFLIXやHuluなどの完全見放題型のSVODでは見る事ができない新作映画も、
「レンタル(有料)配信している!」
と謳っていますが、
新作映画が目的で登録をするなら、U-NEXTの方をオススメします。
アニメ、韓流・華流の作品も多いし、U-NEXTはアダルト作品も揃っています。
ただ、
国内のTV番組に関しては、dTVはTBSホールディングスと業務・資本提携をしているので、TBSの番組には比較的強いです。
また、U-NEXTはオリジナルコンテンツの制作を行っておらず、「U-NEXTでしか見られない作品」というものはありません。月額料金もU-NEXTが1,990円(税抜)に対してdTVは500円(税抜)なので、それを加味すればdTVも十分魅力的なサービスと言えます。
どちらに登録するかはニーズで変わると思いますが、
dTVでしか見られないオリジナル作品、音楽の動画が見たい!
⇒dTV
という感じだと思います。
まぁ、どちらのサービスも31日間の無料期間を設けているので、実際に両方体験してみて決めるのも良いですね(^ ^)。
・無料で31日間U-NEXTを視聴する>
・無料でdTVを31日間視聴する>
以下では、dTVの強みである「オリジナル作品」と「音楽」のコンテンツについて解説していきます!
dTVオリジナル
dTVの前身、
BeeTVの時代は、携帯電話の液晶の大きさ(約3インチ)に合わせ、独自で制作したオリジナル作品を中心に配信を行っていました。dTVはその時のノウハウを活かし、現在もオリジナルコンテンツの制作に力を入れています。
※BeeTV、dビデオで制作・配信していた作品も継続配信中
dTVのオリジナルドラマのラインナップを少し紹介すると、
2018年2月に映画化された、
「不能犯」
(主演:松坂桃李、沢尻エリカ)、
dビデオ時代に闇金ウシジマくんの原作「スーパータクシー編」をオリジナルドラマ化した、
「dビデオ powered by BeeTVスペシャル「闇金ウシジマくん」」
(主演:山田孝之、崎本大海、やべきょうすけ、ロバート秋山)、
「進撃の巨人」実写版のハンジ役、石原さとみさんが主役を飾る、
「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN 反撃の狼煙」
(主演:石原さとみ、平岡裕太)、
など、
キャスティングも豪華で力が入っているのが分かります。
なんて思っている人は、そのクオリティの高さに驚くと思います。
また、最近はフジテレビが運営するFOD(エフ・オー・ディー)との共作も盛んで、
「花にけだもの」、
「パパ活」、
「彼氏をローンで買いました」、
などは、いずれも配信当初から反響があったようです。
「花にけだもの」と「パパ活」はdTVとFODで配信後に地上波でも放送されています。
また、「パパ活」と「彼氏をローンで買いました」は、101回目のプロポーズ、高校教師、ひとつ屋根の下などを手掛けた野島伸司さんが脚本を担当しています。
ドラマ以外でも、人気芸人を起用したバラエティ番組を多数制作しています。
このように、
dTVに限らず、先にVOD上で配信された作品が人気となり、後で地上波で放送されるケースは増えています。最新のトレンドを追うなら、これからはVODのオリジナル作品にも注目していく必要がありそうです。
・dTVの公式サイト>>
音楽コンテンツ
dTVはエイベックス・グループが運営に関わっている事から、
音楽の動画に関しては非常に充実しており、この点では他のVODから頭一つ抜きんでていると言えます。
豪華アーティストのライブ映像、MV見放題
- 安室奈美恵さん
- 相川七瀬さん
- 浜崎あゆみさん
- Gacktさん
- 倖田來未さん
- globe
- TRF
- DA PUMP
- ELT
- EXILE
- AAA
- E-girls
- ...etc、
など、avex所属のトップアーティストはもちろん、
他レーベルの、
- GLAY
- 宇多田ヒカルさん
- きゃりーぱみゅぱみゅさん、
など、
豪華アーティストのライブ映像やミュージックビデオを数多く配信しています。
筆者は、過去に少し気になった曲のMVなどを流して、当時を懐かしんだりしています、笑。
また、個人的にTK世代でglobeのファンなので、そちらのライブ映像も良く見ます。
ただ、
全てのライブ映像ではないですが、たまに1本のライブが楽曲毎に分かれて配信されている事があります。
これはできれば直して欲しいところです。
また、殆ど見る事がないであろうカラオケの動画が多数配信されており、
「動画配信本数のかさ増し!」などと、
ネット上で批判されているのを見かけるのも事実です(・_・;。
a-nationの独占生配信!
他にはエイベックス・グループが毎年開催している夏フェス、a-nationを独占生配信しています!
2018年も、
「a-nation 2018 supported by dTV & dTVチャンネル」と題し、
8月18日(土)と19日(日)開催の大阪公演を独占生配信していました。
過去のa-nationの動画も配信されているので、直接現地に行けないファンは是非チェックしておきたいコンテンツですね(^ ^)。
dTV 機能面の特徴
ここまでdTVの作品ラインナップを中心にご紹介してきましたが、機能面の特徴もご紹介します!
対応デバイス
対応デバイス | ・テレビ ・STB (Chromecast、Fire TV、AppleTVなど) ・PC (Win7以上、MacOS X 10.10.3以上) ・スマホ・タブレット (Android、iOS) |
---|
dTVに限った事ではありませんが、
VODの良いところはテレビ、スマホ、タブレット、PCなど、
インターネットに繋がってさえいれば、様々なデバイスで動画を視聴できる点です。
利用シーンに合わせていつでも動画を楽しめます。
dTVでは1つのアカウントに最大5台までデバイスを登録する事ができます。
但し、一度に視聴できるのは1デバイスだけ、複数のデバイスを使って同時視聴する事はできません。
・dTVの同時視聴|複数端末の同時視聴は不可>
※対応機種の詳細については、以下をご確認下さい。
・dTV対応デバイスの詳細>
画質
dTVはSD/HD/4Kの画質に対応しています。
但し、
4Kに関しては今のところ対応している作品が数本で、再生できるデバイスも少ないです。
・dTVの4K対応作品一覧>
・dTVの4K再生対応デバイス一覧>
なので、4Kを十分に楽しめるようになるには、まだ少し時間がかかりそうです。
ここでは現在dTVで主流のSDとHDに絞って話を進めます。
上の画像はdTVの画質切替画面です。
画質は、
- 「自動」
- 「HD」
- 「すごくきれい」
- 「きれい」
から設定する事ができ、デフォルトでは「自動」になっています。
また、この設定ができるのは、スマホ・タブレットのみです。
※PCのブラウザ、テレビ上では常に「自動」の設定
それぞれの画質の目安は以下のとおりです。
- 「HD」:HD画質(ハイビジョン)
地上デジタル放送よりもやや劣る程度 - 「すごくきれい」:SD画質(標準画質)
DVD相当 - 「きれい」:SD画質以下
綺麗な画質で楽しみたい時は「HD」、
通信状況が悪い時や通信量を節約したい場合は「すごくきれい~きれい」に設定しておくと良いです。
また、「自動」を選ぶと、その時の通信状況に合わせた最適な画質を選んでくれます。通信状況が悪ければ自動的に低い画質に調整してくれるので、動画が途切れにくくなります。
少し昔の作品はHD画質に対応していない場合もあり、
その場合は、「すごくきれい」「きれい」「ふつう」の3択になります。
※dTVの画質について、詳しくは以下を参照下さい。
・dTVの画質|見られる画質の種類・設定・通信量の目安>
動画のダウンロード機能
スマホやタブレットには、
dTVアプリのダウンロード機能を利用して動画を保存しておく事ができます。
この機能を利用すれば、予め自宅のネットワークを利用して動画を保存しておく事ができます。
そのため、外出時にスマホやポケットWifiのデータ通信量を気にする必要がなくなります。
また、通信状況に左右されて動画が止まる事もありません。
使い方も簡単で、
作品毎に「DL」と書かれたアイコンをタップするだけです。
ライブ映像とMVを除いた殆どの動画がダウンロードに対応しています。
※動画ダウンロードの方法や注意点について、詳細は以下を参照下さい。
・dTVの動画ダウンロード機能|使い方・注意点>
テレビ感覚で使えるザッピングUI
dTVは他のVODとは異なる、少しユニークなユーザIFを実装しています。
一般的なVODのホーム画面では、作品がジャンルやシリーズで分類され、棚に並んだように配置されています。
普通はその中から、
「見たいジャンル→更に詳細なジャンル→ …」と進んでいき、
最終的に作品を「選択」して視聴します。
このスタイルはレンタルビデオ店の棚を模したもので、シンプルで分かりやすいため、殆どのVODで採用されています。
しかし、dTVのホーム画面はこのような構成にはなっていません。
dTVのメイン画面では、これまでの視聴履歴から判断した「おすすめ作品」が縦に並びます。
縦に並んだ作品は、スクロール操作で次々と切り替えていく事ができ、
切り替えた作品を「選択」しなくても、自動的にその動画の予告編が流れます。
つまり、切り替えた動画の予告編を見て、作品を選択する事ができるようになっています。
- 「おすすめ作品」が縦に並ぶ
- 縦スクロールして作品を切り替える
- 画面の一番上に切り替えた作品の予告編が自動で再生
- 予告編が気に入ったら作品を「選択」して視聴
これは、テレビのチャンネルをどんどん変えながら見たい番組を選ぶ「ザッピング」に近い感覚なので、
dTV側は「ザッピングUI」と呼んでいるそうです。
筆者も初めて使った時は「確かにこれはテレビの感覚に近い!」と思いました。
VODは何万本という動画を配信しているので、その中から作品を探すのって意外と面倒なんですよね(・_・;。。
見たい作品が予め決まっていれば問題ないですが、
と思ってVODを立ち上げた際は、作品を探すのにも結構なエネルギーを使います。
dTVのザッピングUIは、
自分の視聴履歴から「おすすめ」を提案してくれ、その中からテレビのチャンネルを変える感覚で作品が選べます。
個人的には、空き時間等に作品の選択に困らずにVODを利用できる斬新な機能だと思います。
もちろん、一般的なVODのように検索、ジャンル、シリーズから作品を選ぶ事もできます。
また、予告編が流れる事で重くなったり、通信量を使うのが嫌な人のために、機能自体をオフにする事も可能です。
おわりに
今回はdTVについてご紹介してきました。
dTVは動画配信数12万本を謳ってはいるものの、
「ライブ映像」「ミュージックビデオ」「カラオケ動画」なども多く配信しているため、「映画」「ドラマ」「アニメ」のコンテンツ量では、同じ12万本を配信しているU-NEXTには見劣りします。料金の事を考えず、純粋に様々なジャンルの作品を多く楽しみたいならU-NEXTの方が良いでしょう。
ただ、
ご紹介してきたように、dTVの強みは、
- 月額500円(税抜)という低価格!
- クオリティの高いオリジナル作品!
- ライブ映像、ミュージックビデオが豊富!
この3点です。
まず、月額500円というのは、VODの中でも割安です。
【参考】
U-NEXT:1,990円
NETFLIX:650円/950円/1,450円
Hulu:933円
FODプレミアム:888円
また、
継続してクオリティの高いオリジナル作品を制作・配信している点や、有名アーティストのライブ、MV映像の配信数では頭一つ抜きんでている点など、ユニークなポイントが沢山あります。先ほどご紹介したザッピングUIも「VODをテレビ感覚で見られる」ので、ライトなユーザーに響きやすいのではないかと思います。
31日間は無料で使う事もできるので、これを機会に是非体験してみては如何でしょう(^ ^)?